2011年1月14日金曜日

『健康食品市場に関する調査結果 2010~通信販売チャネルの伸長が市場拡大に貢献』

[公開日:2011/01/13]
『健康食品市場に関する調査結果 2010~通信販売チャネルの伸長が市場拡大に貢献』
矢野経済研究所
http://www.yano.co.jp/press/pdf/733.pdf

・2009年度の健康食品市場規模は前年度比100.9%の6,757億円、4年ぶりの拡大
2009年度の健康食品市場規模は前年度比100.9%の6,757億円(メーカー出荷金額ベース)と推計し、2006年度から2008年度まで縮小傾向にあった同市場は、わずかながらも4年ぶりに拡大に転じた。
近年、行政による規制・監視の強まり、また健康情報番組の減少によりヒット素材が生まれにくくなっている。さらに景気後退による消費者の消費抑制の動きが健康食品市場にも影響を及ぼし、厳しい市場環境が続いたが、通販市場の伸びが市場拡大に貢献した。
・年々存在感を増す通信販売チャネル
健康食品市場における販売チャネルは無店舗販売と店舗販売の2つに大別され、無店舗販売(訪問販売・通信販売)が約7割と圧倒的割合を占めている。とくに、通信販売チャネルの伸びが近年著しい。同チャネルは2009年度に2,333億円まで拡大し、訪問販売のシェアに近づいてきている。
・“内外美容” “アクティブシニア”をキーワードに拡大する美容・アンチエイジング・エイジングケア向け素材
健康食品市場において、中高年の女性を中心とした需要を取り込んで市場が拡大しているのが、美容・アンチエイジング向けの素材である。“内外美容”という言葉が一般に定着し、体の内側からのケアを行うための美容サプリメントとしてコラーゲンやヒアルロン酸などが堅調に推移している。また、ジョギングやウォーキング、軽登山などを好むアクティブシニアの増加により、健康食品の摂取によって加齢に伴う身体的な悩みを改善させ、健康状態を維持しようとする動きも活発化している。

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